2021/03/02 15:22
福岡県は、田川郡の福智山に抱かれた自然豊かな地で活動されている「うつわ工房」
熊谷雅博さんを訪ねました。
上野焼の里で、作陶されている熊谷さんは、何度も水分を吸収しながら、異なる風合いへと育っていく、粉を吹いたように白い器や、釉薬が縮れて焼き上がる、独特の表情の梅花皮(唯一無二の、熊谷さんオリジナル)の器を、使いやすく食卓で使っていて楽しいくなる用日々考えながら作陶されています。
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魚釣りが大好きで、とても気さくにお話して頂きました。
これから先の陶芸について、世界の器事情。
とても勉強になります。
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この日は、新作のリバーシブルの器をサンプルで作陶されていました。最初はプレート皿だった物をリバーシブルにして、ピザとパスタ裏表で楽しめるようにと試行錯誤。素材も、鎬焼きには、陶器から磁へと。
出来上がったら、「僕が一番にピザを焼いてこの器で食べるんだ。」と、目を輝かせてお話してくれました。
誰よりも、自分の作品を楽しんでいる様でした。
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他にも、お店からの特注で、梅花皮の大きな、存在感ある器を作陶されていました。
「これを、表面真っ平らにしてくれと言われたんだよー。」困った表情でも、どこか嬉しそう。
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忙しくなり過ぎて、魚釣りに行けなくなるのは、困りますけど、熊谷さんの気持ちのこもった作品が皆様の食卓で、彩りますよう。
又「うつわ工房」へおじゃまします。
湿度を気にしつつ、大量の薪を1日でオーブンになげこみます。薪割りだけでも大変そう。
製作所のお隣にはギャラリーも。
皆様もぜひ。上野焼「うつわ工房」に遊びに行って熊谷さんとお話されてください。
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今回は、粉引の器を入荷させて頂きました。